kintai

事業概要

 労働者のための「働き方改革」が推進され、近年中小企業にも時間外労働の上限規制が導入されています。当社はこの流れを踏まえて、従業員の有給・勤怠管理を自動化、可視化することにより、労働時間を見直すことで過重労働の防止を目指す計画です。また、在宅勤務時の管理や手入力による忘れ等を防止するため、小規模事業者向けの自動勤怠管理システムの開発を行いました。

在宅時の職員は、上図で示す人感センサーとマイコンのセット(M5StickC)、サーバーとなるラズベリーパイを自宅作業スペースに設置します。M5StickCによる人感センサーの検出範囲は150cmとごく狭いため、仕事を実施するためにPCの前にいる間、人を検出しその信号をラズベリーパイが受信します。離席している間は信号が送られないので、不在状況もわかります。出勤はその日最初に在席した時刻、退勤は最後に離席した時刻が記録されます。
次に通常出勤時の社内用システムについて説明します。 社内用システムで使用する「超薄型省電力ビーコン」は、500円玉程度の大きさで非常に軽く半径数10m範囲にBluetooth信号をビーコンモードで発信できる装置です。消費電力も非常に低く、ボタン電池で半年以上連続使用できるので、スイッチをON/OFFする必要がありません。
 データをWeb画面に自動表示されるシステムを作成することで、勤怠時刻を各自確認し管理職はもちろん、職員も労働時間を確認することができます。 時間外労働時間を可視化することで、繁忙期であっても作業スケジュールの調整を意識できるようになります。また、気が付かないうちに過労になってしまう事態も防ぐことができます。